三菱東京UFJ銀行のシステム部は、文書管理システムにドリーム・アーツのエンタープライズウェブデータベース「ひびきSm@rtDB」(以下、ひびきスマートDB)を導入した。
システムの提案、導入、構築は伊藤忠テクノソリューションズが担当し、2010年12月よりシステム部の一部にて200万文書の管理を開始している。今後、段階的に旧システムから移行し、利用範囲を拡大する予定という。
三菱東京UFJ銀行 システム部では、大量の業務文書を保有しており、これらの管理に独自開発の文書管理システムを利用していた。このシステムの更改期限を期に、検索速度の向上も見据えたシステムの刷新を検討していたという。
自社開発も含めた各種ソリューションを比較検討した結果、同部は新文書管理システムとして、ひびきスマートDBの導入を決定した。文書のライフサイクルに合わせた統制、管理を可能にする機能を標準装備するほか、業務の要件に応じたレベルでのセキュリティ管理、強力な検索、表示機能により、文書へのアクセスが容易な点などが評価されたという。
同部では現在、新文書管理システムの導入と合わせて、業務支援チームが中心となって文書管理の運用ルール更改と既存文書の棚卸しに取り組んでいるが、ひびきスマートDBの持つ登録フォームや申請プロセスなどでの文書の保管、公開ルールの設定機能では、運用ルールの定着も支援できるとしている。