ユニアデックスは6月27日、PCを強制的にスタンバイ状態にする「e節電ツール」の無償配布を開始した。PCを強制的にスリープさせるためのツールで、節電効果をグラフ化することで意識を高めることもできる。Windows XP、Vista、7の各32bit版で利用可能。
Windowsの標準機能として提供されるスタンバイ機能は、ユーザーがスタンバイ状態に移行する時間を指定しても、内部の管理状態などの影響を受けて移行しないことがある。e節電ツールは、PCを強制的にスタンバイ状態に移行させるツール。移行のロスを削減することで、節電効果をより高めることが可能になるというわけだ。
節電効果のグラフ化も特徴の一つで、複数ユーザーを集中管理することもできる。収集したデータをCSV出力することで、節電効果の取りまとめや集計などに活用できそうだ。
e節電ツールはユニアデックス内の専用ページからダウンロードできる。利用可能期間は9月30日までだが、期間を過ぎても利用はできる。ただし、集計および表示機能は12月31日まで。
ユニアデックスは、同社の運用管理ツール「クライアントPC LCMサービス Privateバージョン」用のプログラムを一部利用して、e節電ツール(無償版)を開発した。