【ラウンドアップ】
ITガバナンスは適切なIT導入を前提としている。IT導入と活用は、事業を正しく理解することから始まる。その過程では事業分野や部門ごとに業務を可視化し、IT導入の利点とリスクを洗い出し、リスクの程度に応じた管理方法を定める取り組みが不可欠だ。
IT導入評価業務を担うIT人材には、事業に対する理解のみならず聴取力や状況把握力などさまざまな能力が求められる。他方、業務端末の多様化や選択しうるテクノロジの増大、解析対象とするべきデータの広がりなど、IT部門には常に新たな課題ももたらされる。
ここでは、IT部門を束ね、あるべき組織の姿を追求する読者のために、マネジメントに着目した記事を紹介する。
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ガバナンスの目的は企業競争力を高めることにあり
目まぐるしく変わる市場環境への対応策として、企業のガバナンスの強化が求められるようになっている。しかし、ガバナンスとは一体何か。ガバナンスを強化するとは、業務の現場をガチガチに固めてしまうことなのだろうか。
2011-06-09 -
「グレーゾーンを攻めろ」のマインドセット
今の日本の社会、現状の延長に未来が描けないとすれば、既存の枠組みを超える発想力が求められる。これは国家のレベルにおいても企業のレベルにおいても同様である。
2011-09-13 -
Facebook時代のカルチュラルマネジメント
19世紀末から20世紀前半のパリには、ピカソ、シャガール、モディリアーニ、ゴッホ、フジタなど、世界中からアーティストが集まり、異文化が融合する都市であった。アフリカ美術や日本の浮世絵などをその作品に取り込むなど、新しい文化へも貪欲であった。
2011-06-14 -
パフォーマンスは高いのに悩みを抱えるIT部門
日本企業はクラウドをどうするか議論する前に考えるべきことがある――。いま日本企業はITそのものやIT部門の課題を解決すべきために何をなすべきなのか。
2011-03-31 -
ホントに3K? 意外に満足度が高いIT業界--不安なのは自分と会社の将来
3Kのイメージがつきまとうと言われるIT業界。場合によっては5K、7Kと言われることもある。しかし、実際に働いている人間はそうは思っていないようだ。IPAが発行した「IT人材白書2010」で、技術者たちの予想外とも言える姿が浮かび上がってくる。
2010-05-20 -
岡本太郎に学ぶこれからのマネジメント
今回の福島第一原発の事故は想定外の連続として起きたものとして説明されている。しかし、今回の事故から得られる教訓は、想定外のことが起きた場合のマネジメント力だろう。
2011-05-10