サイボウズと米国SYSCOM(Syscom)は9月30日、エンタープライズグループウェア「サイボウズ ガルーン」をSyscomのデータセンタサービス「clavis」上のクラウドサービス「Cybozu Garoon SaaS on clavis」として10月3日から提供することを発表した。
サイボウズ ガルーンは、高い拡張性を特徴とした多言語対応のエンタープライズグループウェア。社内の情報共有基盤としてのポータル機能、教育コストをかけずに社内に展開できる直観的なユーザーインターフェイスを備えているほか、日英中の3言語に対応した情報共有プラットフォームとして、クラウド環境や多様なモバイルソリューションにも対応する。新バージョン「ガルーン 3.1」では、拠点ごとのタイムゾーンやカレンダー、稼働日、稼働時間に対応しているという。
clavisは、米国EQUINIX社のファシリティをベースとしたデータセンター事業。サイボウズ ガルーンは、同事業におけるアプリケーションサービス(SaaS)の主要商品として加わることとなった。米国のデータセンターからサイボウズ ガルーンを提供することで、グローバルにビジネスを展開する日系企業に対して、安定したアクセス条件と一定水準のセキュリティを実現する。
Cybozu Garoon SaaS on clavisの提供価格は、初期費用が1000ドルから、月額基本使用料は20ドルから、1ユーザーあたりの月額使用料は10ドルとなる。
今回、サイボウズとSyscomは、Cybozu Garoon SaaS on clavisの提供にあわせ、同サービスの米国内販売パートナーを募集している。販売パートナーは、Syscomによる2次サポートを受けることができる。またSyscomは、clavisのソリューションパートナーも同時に募集中だ。