System zとNetezzaのリアルタイム連携ソフト--OLAPの時間が約1000分の1に

田中好伸 (編集部) 2011年11月08日 13時08分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本IBMは11月8日、基幹系システム上のデータをリアルタイムで分析するためのソフトウェア「IBM DB2 Analytics Accelerator(IDAA)for z/OS」を11月25日から出荷すると発表した。税別価格は560万円から。

 IDAAは、同社のメインフレーム「IBM zEnterprise System(System z)」とデータウェアハウス(DWH)アプライアンス「IBM System Netezza 1000」を連携させるソフトウェアであり、あらゆる種類のデータベース処理を自動的に最適化できるという。ユーザーが端末から照会の実行要求を出すと、IDAAが要求内容を判断できるとしている。銀行振込のようなオンライン処理はSystem zで稼働するDB2へ、月単位や年単位の売上データ集約はNetezzaへ、といった処理が自動化されるという。

 売上情報などSystem zが保持する基幹系システムのデータをIDAAが常にNetezzaと同期していることから、企業の経営層や分析業務を担うユーザーは常に最新の経営情報に基づく判断が可能になるしている。IDAAが照会実行要求の内容を判断して、System zとNetezzaの最適なシステムに処理を割り振るため、処理時間を短縮できるという。ユーザー企業の環境で実測した結果、オンライン分析処理(OLAP)の場合、System z単体で行う場合と比べて応答時間が約1000分の1程度まで短縮できた例もあるとしている。

 トランザクション処理と分析処理という2つの異なる業務処理を一元管理できる。従来アプリケーションやデータベースで必要だったチューニング作業が不要になるため、運用管理が容易になるとしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]