日本IBMは11月25日、プライベートクラウド環境の構築を支援する「IBM プライベート・クラウド構築支援サービス」の提供を開始した。料金は個別見積もりだが、仮想サーバ10台程度の場合、期間は1カ月程度で700万円から。
プライベート・クラウド構築支援サービスは、プライベートクラウドの基本機能とされる、ユーザーからの仮想リソース予約リクエストを受け付けるセルフサービスポータル、標準化した仮想リソースの自動プロビジョニングといった機能に加え、(1)既存システムやパブリッククラウドとの連携、(2)ワークフロー、(3)仮想リソースの状況監視――といった機能も提供する。
(1)は、既存システムやパブリッククラウドとの連携で、ユーザー認証を統合してシングルサインオンを可能にするなど、システム間連携に必要な機能を提供する。(2)は、仮想サーバ作成時の承認ワークフローなど、企業でのクラウド利用で必要なワークフローを個々のユーザー企業に応じてカスタマイズして提供する。(3)は、仮想サーバの稼働状況や配置状況、ITリソースの空き状況など、ITリソースの状況を監視して管理するという機能になる。