オープン化するWindows Azure

五味明子

2012-06-11 18:47

 米Microsoftが6月6日(米国時間)、Windows Azureの新サービス「Windows Azure Spring Release」を発表した。新サービスの内容は、Linux仮想マシンの対応、PHPやMySQL、WordPressなどのOSSを使ったWebサイトの構築、PythonおよびJavaライブラリの追加など、ひと昔前のマイクロソフトではあまり考えられなかったようなオープン性を前面に押し出した更新である。背景にあるマイクロソフトの狙いは何か。

 Windows Azure Spring Releaseで発表された主な変更点および強化点は以下の通りだ。

  • IaaS機能の追加 … 仮想マシンにWindows ServerのほかLinuxイメージが利用可能に
  • Windows Azure Webサイト … さまざまなオープンソースソフトウェアを使ったWebサイト構築
  • 仮想ネットワーク … Windows Azure上で仮想プライベートネットワークのプロビジョニングや管理が可能に、オンプレミスからクラウドへのネットワーク拡張が容易に
  • 各開発環境の強化 … PHPやNode.jsに加え、新たにPythonとJavaのライブラリを提供、LinuxやMac用にもWindows Azure SDKを提供
  • SQLレポートの正式リリース
  • ローカル冗長ストレージ
  • インメモリキャッシュ
  • Windows Azure Active Directoryの強化
  • サービスバス、ストレージトランザクションの価格変更
  • 段階的価格の導入

 なお、現段階ではIaaS機能、Webサイト構築、仮想ネットワークに関してはCTP(Community Technology Preview)が開始した状態であり、正式リリースではない。また、今回のリリースから「Windows Azure Platform」「SQL Azure」という名称は廃止され、「Windows Azure」「SQLデータベース」に統一されることになる。さらに管理ポータル画面もより使いやすいUIの実現を考慮し、これまでのSilverlightベースからHTML5ベースの画面へと変えた。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]