一般社団法人の日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)の技術部会「MDMタスクフォース」は6月26日、企業でのモバイル端末管理(MDM)導入時の検討事項や運用上の留意点などを解説した「MDM導入・運用検討ガイド」(PDF、ベータ版)を公開した。
MDMは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を業務利用する際に、端末内のデータ保護や端末アプリの管理などのセキュリティ対策を目的として、端末をリモートから一元管理するシステム。
MDMの導入検討では、本来のセキュリティ対策手順を踏まえ、利用する企業システムの構成と守るべき情報資産、それらのセキュリティリスクを分析した上で、MDM導入の目的や用途を明確化し、セキュリティ対策、コストと利便性のバランスを考慮することが肝要だと説明する。
今回公開されたガイドでは、MDMの導入目的を達成するために必要な機能要件とその導入や運用時の注意点や留意点を、MDM製品の選定や導入、運用する際の一助となるようまとめたとしている。
JSSECでは、同ガイドへのパブリックコメントの募集を開始した。募集期間は7月31日まで。