IIJ、リモートアクセスサービスを2月末から--端末や回線を選ばず

田中好伸 (編集部)

2013-02-13 16:21

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2月13日、社外から社内システムに接続できるリモートアクセスサービスとして「IIJ GIOリモートアクセスサービス」を発表した。2月28日から提供する。

 IIJ GIOリモートアクセスサービスは、スマートフォンやタブレット、ノートPCなど端末の種類を問わず、自宅や外出先からネット回線を利用して接続できる環境を提供するクラウド型サービスと説明。仮想私設網(VPN)のアカウント認証に加え、接続時間帯や接続元IPアドレス、MACアドレス、サービス単位といったきめ細かなアクセス制御で安全にリモートアクセスを実現できるとメリットを強調している。オプションで今春から提供予定のマトリックス認証を利用すれば、なりすましや不正接続を防げるとしている。

 VPN接続時のプロトコルはSSTP、LT2P/IPsec、PPTPに対応する。同社の「IIJモバイルサービス」「認証アウトソースサービス」と併用することで、ネット上の脅威から隔離されたプライベート環境を構築でき、閉域接続と同様のネットワークセキュリティを実現できると説明している。「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」と組み合わせると、モバイル端末からウェブにアクセスする際のセキュリティを強化できるという。

 サービスは1セッションから申し込める。利用するセッション数やオプションに応じて提供価格が変動する。月額費用のほかに別途初期費用がかかる。300ユーザーで100セッションの場合の税別の月額費用は8万2800円から、となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]