インターネットイニシアティブ(IIJ)は2月13日、社外から社内システムに接続できるリモートアクセスサービスとして「IIJ GIOリモートアクセスサービス」を発表した。2月28日から提供する。
IIJ GIOリモートアクセスサービスは、スマートフォンやタブレット、ノートPCなど端末の種類を問わず、自宅や外出先からネット回線を利用して接続できる環境を提供するクラウド型サービスと説明。仮想私設網(VPN)のアカウント認証に加え、接続時間帯や接続元IPアドレス、MACアドレス、サービス単位といったきめ細かなアクセス制御で安全にリモートアクセスを実現できるとメリットを強調している。オプションで今春から提供予定のマトリックス認証を利用すれば、なりすましや不正接続を防げるとしている。
VPN接続時のプロトコルはSSTP、LT2P/IPsec、PPTPに対応する。同社の「IIJモバイルサービス」「認証アウトソースサービス」と併用することで、ネット上の脅威から隔離されたプライベート環境を構築でき、閉域接続と同様のネットワークセキュリティを実現できると説明している。「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」と組み合わせると、モバイル端末からウェブにアクセスする際のセキュリティを強化できるという。
サービスは1セッションから申し込める。利用するセッション数やオプションに応じて提供価格が変動する。月額費用のほかに別途初期費用がかかる。300ユーザーで100セッションの場合の税別の月額費用は8万2800円から、となっている。