リバーベッドテクノロジーは6月4日、企業内などでIT部門が社員向けに、パフォーマンスが安定した状態でアプリケーションを利用できるようにするといった目的で利用するアプリケーションデリバリコントローラの機能を、サービスとして利用できる新たなプラットフォームをリリースしたと発表した。
製品名は「Stingray Services Controller」。アプリケーションデリバリをサービスとして配信する「Application Delivery Controller-as-a-service (ADCaaS)」を実現するとしている。SDN(Software-Defined Network)を含め、さまざまなネットワークアーキテクチャで利用できるという。
クラウドプロバイダーなどが利用すると、Application Delivery Controller(ADC)のインベントリを自動的に提供し、導入、ライセンス付与、スケーリング、管理などをサービスとして提供できる。なお、ADCは従来ロードバランサと呼ばれていたもの。
スケーリングに柔軟に対応する課金モデルも特徴としている。
従来不満があった事柄--ADCサービスの導入に数日、数カ月掛かる、マルチテナントのためアプリケーションまたはテナントあたりのパフォーマンスを保証できない、ADCの運用をスケーリングする場合にリアルタイムでの動的なサイズ変更をするのではなく、より大きいボックスを使用して過剰容量を事前に調達する必要がある、手間のかかる変更管理プロセスにより、ADCの運用の負担が大きい--といった問題を解決できるとしている。