収益の25%にアナリティクス絡み
この日、SAS Instituteの北アジア地域担当Customer Intelligenceプラクティス・リードのEric Sandosham氏が、導入事例の1つとしてCitibankでの業務改革を紹介した。
自らが元Citibankアジア太平洋地域のDecision Management部門責任者だったSandosham氏。当時の課題は、富裕層顧客による収益性を15倍に引き上げること、クレジットカードや提携カード、ローンの収益性の向上などさまざまあったという。
この解決策として、SASの導入に際し、富裕層のセグメント化や商品組み合わせについての洞察、顧客と代理店のマッチングなどのさまざまな施策を実施した。
その結果、収益の25%に分析ソフトウェアが貢献し、投資対効果は50倍に上ったという。クロスセルが26%向上し、1カ月平均で200キャンペーンを実施したことも導入効果として挙げている。商品収益性、販売生産性、販売範囲がいずれも向上したとしている。