KVH、大証デリバティブ売買システムに接続するコロケーション--片道2.4マイクロ秒以下

田中好伸 (編集部) 2013年11月07日 18時21分

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 KVHは11月7日、大阪証券取引所のデリバティブ売買システム「J-GATE」に接続できるコロケーションサービス「JPXコロケーションサービス(OPEN)」(「JPX(OPEN)」)の提供を開始した。国内の非取引参加者としては初めてになる。

 大阪証券取引所(大証)と東京証券取引所(東証)は、1月に経営統合して日本取引所グループを形成している。経営統合後、東証は株式の現物市場、大証は「日経225先物・オプション取引」「大証 ダウ・ジョーンズ工業株平均先物取引」「TOPIX先物取引」「日本国債先物・オプション取引」などのデリバティブ市場とすみ分けている。

 KVHが提供を開始したJPX(OPEN)は、大証でのJ-GATEに接続するためのコロケーションサービス。日本や海外の機関投資家に向けて片道2.4マイクロ秒以下の接続スピードを提供できるという(マイクロ秒は100万分の1秒)。

 東証や大証が抱えるデータセンターへのコロケーションは通常、取引参加者である証券会社などが利用できる。現在のシステムを介した金融市場の取引は、ミリ(1000分の1)秒単位でやり取りする高頻度取引(High Frequency Trading:HFT)が大きな流れだ。

 HFTでは、システムの性能はもちろん、いかに金融市場の近くにシステムを設置できるかも重要な課題になってくる。ミリ秒単位の世界では、インターネットの世界では当たり前の遅延が許されないからだ。

 KVHはこれまで、自社の光ファイバー網と国内の主要取引所に近接するKVH東京データセンターを基盤に1カ所から複数の取引所への低遅延取引に最適という「KVHプロキシミティ・サービス」を提供してきた。今回のJPX(OPEN)で日本取引所のすべてのコロケーションサービスを提供することになる。JPX(OPEN)では、アジア地域に拠点を構える海外の機関投資家が利用することも想定している。

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