サイボウズは11月7日、SaaS形式でカスタマーサービスソフトウェアを提供する米Zendeskと、日米市場におけるマーケティング活動と製品連携で戦略的協業を開始することで合意したと発表した。両社はパートナーシップを下に、ターゲット市場でのシェア拡大を相互に支援する。
サイボウズがZendeskの国内における普及を支援する一方、Zendeskはクラウド基盤「cybozu.com」を米国市場に広める。両社は、今後相互の製品やサービスプラットフォームの連携も検討しており、導入企業の社内外でのビジネス関係の改善や業務利便性の強化に貢献する考えだ。
ZendeskはSaaSでカスタマーサービスソフトウェアを提供し、従来の電話やウェブ、メールに加え、ソーシャルメディアなどマルチチャネルでのサポートを低コストで提供している。全世界の3万社以上で利用され、2億人以上のエンドユーザーがZendeskを基盤にしたサポートサービスを利用している。
一方、サイボウズは国内を中心に6万社以上の顧客を持つ。2011年に提供を開始したcybozu.comは導入社数が5000社を突破。cybozu.com上で提供する業務アプリクラウド「kintone」は、2013年から米国市場へ進出を開始している。
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