「ZDNet Japan」と「CNET Japan」の読者を対象にしたモバイル端末の業務利用に関する調査結果がまとまった。調査からは、セキュリティは気になるが仕事の速度が上がったという実態が明らかになっている。
業務で利用しているモバイル端末を全て教えてください (複数可)
業務で利用しているモバイル端末(複数回答)はノートPCが68.8%、スマートフォンが46.3%、タブレット(Wi-Fi)が26.6%、モバイルルータが25.8%、フィーチャーフォン/PHSが24.5%、タブレット(通信機能内蔵)が17.3%となっている。
最も所有率が高いのはノートPCの68%。一方、スマートフォンは46.3%と半数近くが利用、タブレットもWi-Fiモデル、通信機能内蔵型を合わせると43.9%の普及率となり、スマートデバイスが普及していることが分かる。一方、通話のしやすさなどから見直しの動きも出ているとされるフィーチャーフォンやPHSの所有率は24.5%だった。
それでは、どんな仕事にどのモバイル端末が利用されているのだろうか。
ノートPCでは「メール、スケジュールの確認」が88.2%、「ウェブによる簡単な調べ物」が48.1%、「オフィス文書の閲覧」が65.7%、「地図の閲覧など、道案内」が65.1%、「オフィス文書の作成」が48.1%となっている。オフィス文書の閲覧、作成などの回答が多い。
スマートフォンでは、「メール、スケジュールの確認」が93.5%、「ウェブによる簡単な調べ物」は65.6%、「地図の閲覧など、道案内」が76.2%、「オフィス文書の閲覧」は63.3%という結果だった。他の端末に比べ、「地図の閲覧など、道案内」の回答が多かった。調べ物や、閲覧などに関する項目に回答が多いが、「オフィス文書作成」が38.1%と一定数いることも分かった。
タブレットでは「メール、スケジュールの確認」が75.1%、「ウェブによる簡単な調べ物」が51.4%、「オフィス文書の閲覧」が64.7%、「地図の閲覧など、道案内」が54.2%など、スマートフォンの利用実態に近かった。「メール用途」「ウェブによる調べ物」「道案内」などの項目がスマートフォンより低い一方、「システム稼働状況、売上進捗などデータチェック」などは他の端末より数値が高かった。