NECは3月10日、仏Alcatel-Lucentと共同で、シンガポールからフランスまで17カ国を結ぶ約2万キロの大容量光海底ケーブルプロジェクト「SEA-ME-WE-5」の建設請負契約をSEA-ME-WE-5コンソーシアムと締結したと発表した。
NECはシンガポールからスリランカまで、Alcatel-Lucentはスリランカからフランスまでのルートの敷設を担当
同プロジェクトは、波長の異なる光信号を複数、同時発信して多重通信ができる「光波長多重方式」に対応し100Gbp、最大容量は毎秒24テラビットの伝送が可能という。アジア各国でのスマートデバイスの普及に伴うデータ通信の大容量化に対応する。
NECは、海底ケーブルシステム事業で20万キロを超える敷設実績があるとアピール。これまで取り組んできた東南アジアや太平洋エリアから、今後は同プロジェクトを起点にグローバルに事業を拡大するとしている。