アジア現法と映像会議でやり取り--参加者が増加、情報共有の密度増す

NO BUDGET

2014-03-18 17:35

 SMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF、旧プロミス)は、映像会議サービスを導入した。サービスを提供したIIJグローバルソリューションズが3月18日に発表した。

 IIJグローバルのマネージド映像会議サービス「COLLABO de! World」と、グローバルネットワークアウトソーシングサービス「Global NOS」、クラウド型システム統合管理「COSMO」などで構成されている。端末は「Cisco Telepresence MX200」を活用している。

 SMBCCFでは以前、日本の本社と海外現地法人が定期的に個別に電話会議で情報を共有していた。だが、電話会議では、互いの参加者の状況がわからないこと、各国の通信事情の違いから音声が聞き取りにくいことが問題となっていた。

 同社が三井住友フィナンシャルグループの傘下に入ってグローバルビジネスの展開が加速する中で、個別の電話会議ではなく、一度に多拠点で効率的に情報を共有できる方法として、複数の海外拠点と同時接続が可能な映像会議システムの導入を検討することにした。

 選定時の主な要件は、社内ネットワークとは別に固定回線で通信品質が安定したネットワーク、回線の敷設から運用、ユーザーサポートまですべてを委託できる、拠点拡大に柔軟に対応可能、初期投資を抑えられることなど。この要件に沿って検討した結果、IIJグローバルのサービスが採用された。

 中国7拠点、台湾、タイと日本本社の合計10拠点に導入を完了。導入後、海外拠点との定例会議で参加者が増えるとともに、情報共有の密度がより高く、理解度が深くなり、迅速な意思決定が可能になったという。

 常に相手の顔が見えるコミュニケーションがもたらす効果はSMBCCF社内でも評価され、海外事業部門の利用だけではなく、現地法人社員との人事面談といった人事部門用途への活用も広がっているとしている。拠点展開にあわせて増設を検討していく予定と説明している。

映像会議システムの導入イメージ
導入イメージ(IIJグローバル提供)

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