デル・ソフトウェア、バックアップ・ディザスタリカバリ製品「AppAssure」を販売開始

NO BUDGET

2014-11-06 06:30

 デル・ソフトウェアは11月5日、最新版のオールインワン型バックアップ/レプリケーション/ディザスタリカバリソフトウェアソリューション「AppAssure 5.4.2」の販売を開始した。価格は22万160円(税別、初年度保守費用込み)、デルから直接または、デル・ソフトウェアの販売代理店から購入が可能。

 本製品は、デル・ソフトウェアのデータ保護の製品ブランドで日本市場においては初めて提供される製品。デル・ソフトウェアの最初の大型買収により生まれた製品であり、デル・ソフトウェアのデータ保護における中核を担う製品の1つであるとのこと。既に多くのユーザー実績があるという。

 AppAssureの主な機能は以下の通り。

  • Live Recovery:保護したデータにほぼ継続的にアクセス可能
  • Recovery Assure:バックアップするデータがリカバリ可能であることを確認
  • Universal Recovery:単一のファイル、メッセージ、データオブジェクトから、マシン全体(物理または仮想)、さらには異種ハードウェアまで、あらゆるレベルの復元が可能
  • Virtual Standby:仮想マシンに更新を継続的に送信し、プライマリマシンで問題が発生した場合は、同仮想マシンを起動
  • Cloud Archive:静的データをMicrosoft Azure、Amazon S3、Rackspace、またはOpenStackベースのクラウドプロバイダにアーカイブ
  • 柔軟なレプリケーションシナリオ:ローカルサイトまたはDRサイトのレプリケーションが可能

 また、今回発表するバージョン5.4.2で強化された機能は以下の通り。

・レプリケーションの強化

 新たにマルチターゲット&マルチホップレプリケーションに対応可能となり、バックアップデータを1台のAppAssureコアサーバから複数のターゲットサーバにレプリケーションできる。同機能は、マルチティア(多層)型ディザスタリカバリ戦略を採用している組織とサービスプロバイダにとって特に有用となる。また今回、複数の保持ポリシーを設定可能になり、例えばオンサイトとオフサイト拠点で別々のポリシーを設定してオフサイト側のデータ保持期間を延ばすことができる。

・最適化されたパフォーマンスとレポーティング

 ユーザインタフェースには直感的に使用できるウェブユーザインタフェースが採用されており、さまざまなウェブブラウザ搭載端末から、必要な機能に迅速にアクセスできる。また、利用可能なメモリ量に応じて理想的な重複除外キャッシュサイズが自動選択される機能が加わった。この動的なサイジングにより構成手順が簡素化され、最適な性能も保証できる。そのほかの機能強化点としては、保護スケジュールテンプレート、夜間マウントチェック、メモリ消費の低減なども行われた。

・より広範なプラットフォームのサポート

 VMware ESX 5.5、Oracle VirtualBox、UEFI、RHEL 6.5、CentOS 6.5を含む幅広い基幹系システムをサポート。

 なお、デル・ソフトウェアは、米Dellによる米Quest Software買収で生まれた。

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