保守サポート市場、ハードとソフトで明暗:IDC調査

山田竜司 (編集部) 2015年02月28日 07時00分

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 IDC Japanの製品別サポートサービス市場調査によると、ハードウェア保守&サポート市場は全体として引き続き縮小を続けていく一方、ソフトウェア保守&サポート市場は市場の成長に伴い、プラス成長を維持するという。

 国内ハードウェア製品市場は、Windows XPサポート終了に伴う法人のPC買い替えや、x86サーバの置き換え需要などによって、2013年はプラス成長を確保した。しかし、ハードウェアがコモディティ化していることに変わりはなく、長期的に減少を続けるメインフレームやRISC/IA64サーバ、スマートフォンやタブレットも需要が一巡し頭打ちとなりつつあるため、製品市場は縮小に向かうと予測した。

 製品の出荷減少や仮想化テクノロジの普及は保守対象台数の減少、製品の低価格化はサービス価格の押し下げにつながり、同時に「所有から利用へ」という大きな流れの中で、クラウドやアウトソーシングサービス利用の拡大も進んでいると説明。国内ハードウェア保守&サポート市場の2013~2018年の年平均成長率(CAGR)は3.4%減で推移すると予測している。2013年には3798億円だった支出額規模は、2018年には3195億円となる見込みとした。

 一方、ソフトウェアはハードウェアに比べるとコモディティ化しておらず、製品価格の下落が進んでいないことに加え、クラウドやモバイル、ビッグデータ、ソーシャルなど第3のプラットフォームの活用のための需要も生じていることなどから堅調に成長を続けると見る。

 製品市場の成長に伴い、特にデータアクセス/解析/デリバリや構造化データ管理などビッグデータ関連の需要が広がりつつあるアプリケーション開発/デプロイメントを中心に、サポートサービスも拡大すると予測する。ただし、ハードウェアと同様「所有から利用へ」の流れの影響は無視できず、製品市場より低い成長率となると見込まれつとした。ソフトウェア保守&サポート市場の2013~2018年のCAGRは1.6%、2018年の支出額規模は4977億円になると予測している。

 IDCは、サポートサービスベンダーに対し、ワンストップサポートへの対応や事業継続計画(BCP)/災害復旧(DR)への対応などといった高付加価値のサービスを確立し、差別化を図っていくことが不可欠と指摘している。


2012~2018年 国内サポートサービス市場 支出額実績および予測

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