SAPジャパンは1月5日、1月1日付けで内田士郎氏が代表取締役会長に就任したと発表した。内田氏は代表取締役社長の福田譲氏と同様、アジア太平洋と日本を統括するプレジデントのAdaire Fox Martin氏にレポートする。SAPジャパンのクラウドソリューションプロバイダーへの変革を支援する役割を担うという。
SAPジャパンの代表取締役会長 内田士郎氏
福田氏の役割に変更はなく、SAPジャパンの全ての事業戦略と活動を統括する。
1955年生まれの内田氏は1978年に早稲田大学政治経済学部卒業。1980年に会計士事務所のPeat Marwick Mitchellに入社。PricewaterhouseCoopersなどを経て、2005年10月にベリングポイント(旧KPMGコンサルティング)の代表取締役社長、2009年5月にプライスウォーターハウスクーパース コンサルタントの代表締役社長を歴任。2010年1月からプライスウォーターハウスクーパースの代表取締役社長、2012年7月から同社取締役会長を務めた。
Martin氏は内田氏が、日本企業の海外進出を多面的に支援してきた実績やM&A、新規事業立案、グローバル戦略などの経験を基にグローバルの視点に立ったコンサルティングの見識を有しているとアピールした。