ロータスビジネスコンサルティング(LBC)は11月11日、SAPジャパンの中堅中小企業向け統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP Business One」を日本IBMのIaaS「SoftLayer」で提供するサービス「Cloud One for SAP Business One」を発表した。税別価格は1ユーザーあたり月額使用料2万4800円を予定。2015年1月7日から提供する。初年度1000ユーザーの販売を目指している。
Cloud One for SAP Business Oneは、SoftLayer上で稼働させるBusiness Oneを利用できるサービス。Business Oneは、中堅中小企業の業務を対象に最適化された標準機能を持ち、短期間で導入できるERPパッケージ。LBCでは、今回のサービスを早期に利用するため、勘定科目や税コードといった標準機能を事前設定し、サービスを申し込んだその日から利用できるようにしたという。
LBCの特徴とするグローバル対応の経験を生かし、ヘルプデスクサービスは日英中韓の各言語に対応する。英語のヘルプデスクは24時間365日対応、マニュアルなど関連文書は日本語と英語で提供する。
中堅中小企業でもERPによる経営可視化や業務標準化のニーズが高まっており、特に海外へのビジネス展開を図る場合には国や地域ごとに異なる法制度や商習慣に対応したシステムが必要であり、グローバル展開に対応した実績やスキルに基づく対応も重要となってくる。今回のサービスは、そうしたニーズに対応できると説明している。