日立製作所は2月4日、2014年度第3四半期(2014年4~12月期)連結決算(米国会計基準)を発表した。売上高は前年同期比0.6%増の6兆8180億円、営業利益は同9.0%増の3221億円、純利益は同31.6%増の2567億円、支払金利前税引前利益(EBIT)は同18.0%増の3678億円となっている。

日立製作所 執行役副社長 最高財務責任者(CFO)中村豊明氏
情報・システム事業部門の4~12月期の売上高は前年同期比6%増の1兆4105億円、営業利益は同9.8%増の528億円、EBITは同4.8%増の503億円となった。10~12月期に増収の要因として公共、金融向けのシステムソリューション事業が好調であり、関連会社の子会社化やストレージソリューション事業が為替の影響などにより増収したことを挙げた。
日立全体の通期見通しは、売上高が前年同期比0.2%減の9兆6000億円、営業利益が同8.9%増の5800億円。情報・システム事業部門は売上高が同5%増の2兆6800億円、営業利益が同16.3%増の1430億円、EBITが同20.3%増の1320億円としている。