Hewlett-Packard(HP)は米国時間2月9日、暗号化技術を手がけるVoltage Securityの買収を発表した。
今回の買収により、HPのセキュリティ分野が強化され、同社のセキュリティおよび暗号化事業を担うHP Atallaの製品が拡充されることになる。なお買収条件は明らかにされていない。
Voltage Securityは決済関連から、ファイルや電子メールに至るまでのあらゆる範囲の暗号化に関わる製品を取り扱っている。また同社はビッグデータや小売業、金融サービスなど、他の市場にも狙いを定めている。
Voltage Securityはブログへの投稿で、HPのリソースはよりプロアクティブなデータ保護ツールの提供や規模の拡大に役立つだろうと述べている。一方、HPはVoltage Securityの技術を使うことで、アナリティクス目的で「Apache Hadoop」に入力されるデータの保護を強化できるようになる。
今回の買収は、HPの2015会計年度前半に手続きが完了すると見込まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。