オープンソースの暗号化ソフト「GNU Privacy Guard」、Facebookなどから寄付を獲得

Leon Spencer (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部 2015年02月09日 12時48分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデン氏も使った暗号化ソフト「GNU Privacy Guard」(GnuPG)。開発者のコッチ氏はこれまでの17年間、少ない資金で細々とメンテナンスしてきたが、このたび大きな資金援助を手にすることに成功した。

 電子メールの暗号化ソフトウェアとして普及しているGnuPGの開発者であり、1997年の開発開始以来コードのメンテナンスを担当しているWerner Koch氏は、2週間に満たない期間で複数の後援者から合計12万ユーロ以上の資金を獲得することに成功した。これにより同ソフトウェアの開発規模を拡大できる見通しが立った。

 g10 Codeという(ドイツ法における)有限会社を運営し、散発的な寄付によって10年以上にわたって何とか開発を続けてきたKoch氏は、現地時間2月5日のツイートでLinux Foundationから6万ドルの寄付があったことを明らかにした。GnuPGの寄付関連ページによると、本記事執筆時点で目標額の12万ユーロを上回る12万3253ユーロの寄付を受け取っているという。

 そして米国時間2月5日、電子決済のStripeが、FacebookとともにGnuGP開発にそれぞれ年間5万ドルずつ資金提供することに合意したことをツイートで発表した。


 5日にドイツのセキュリティ研究者Stefan Esser氏が書いたツイートによると、2015年は16万ドルと、それに加えて英国からの7万ポンドの寄付がGnuGPに集まっているという。

 この2週間に多額の寄付が寄せられる中、Julia Angwin氏の5日付けの記事では、Koch氏がプロジェクトの生き残りをかけて苦闘していることが紹介された。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算