フォルスポジティブ(誤検知)判定の件数を減らすVirusTotalによる取り組みに、Microsoftが力を貸している。
ウイルス検査サービスを提供するVirusTotalは、2012年にGoogleが買収した企業だ。VirusTotalによると、同社の「trusted source」プログラムでは、多くのソフトウェア開発者がファイルを共有することができるため、同社のアンチウイルスプログラムで、こうしたファイルが安全だとして素早くマークを付けることが可能だという。
このプログラムの狙いは、アンチウイルス関連業界とそのプログラムの信頼性を高めることだ。ファイルにフラグが付けられた場合、同社は開発者に通知して、「フォルスポジティブをただちに修正」できるようにする。
ブログの投稿によると、Microsoftはこれまでに6000件を超えるフォルスポジティブ判定の修正に貢献したという。
マルウェアであると誤診されたファイルは、開発者にもアンチウイルスプログラムの開発元にも「悩みの種」だと、このブログの投稿には記されている。
1月には、Googleが1週間で2度にわたりMicrosoftのソフトウェアの脆弱性を公表しており、これを受けて両社は対立していた。
提供:Microsoft via CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。