SAP、2000人以上の人員を削減へ--一方で事業を拡大する分野も

Charlie Osborne (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-03-09 10:09

 SAPは事業再編の一環として約2250人の人員削減を実施する見込みだ。Reutersが米国時間3月6日に報じた。

 同報道によると、SAPは全世界の従業員の3%にあたる人員を削減する一方、事業を拡大する分野もあるという。欧州の従業員は自主退職制度を利用でき、ドイツとフランス、英国、米国では早期退職制度の利用も可能となる。

 SAPは130カ国以上で7万5000人を超える従業員を雇用している。

 同社のチーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー(Chief Human Resources Officer・CHRO)Stefan Ries氏はReutersに対して以下のように語っている。

 「基本的に、これは市場を取り巻く状況の変化(に対するSAPの対応)の延長線上にある」

 Ries氏は、人員削減が実施される一方、同社のクラウドビジネスやインメモリデータベース「SAP HANA」、出張費管理プラットフォームを手がけるConcurといった他の分野で約2200人の雇用が新たに生み出されることになっており、その点で確かな可能性と成長への道筋が示されていると述べている。なお、SAPは2014年11月にConcurを83億ドルで買収している。

 SAPは2014年5月にも、事業再編にともない数千人の人員を削減している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  4. クラウドコンピューティング

    Snowflakeを例に徹底解説!迅速&柔軟な企業経営に欠かせない、データ統合基盤活用のポイント

  5. ビジネスアプリケーション

    AI活用の上手い下手がビジネスを左右する!データ&AIが生み出す新しい顧客体験へ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]