ラックは3月30日、ネットエージェント創業者などが持つ発行済株式の81.4%を取得する契約書を締結し、同社を子会社化すると発表した。ネットエージェントの他の株主とも譲渡交渉を進めており、ネットエージェントの発行済株式の全株取得を予定しているという。
ネットエージェントは、2000年にネットワークセキュリティを担う企業として創業し、自社開発製品の販売、情報漏えい対策やフォレンジック調査などのサービスを提供している。
ラックはネットエージェントと連携することで、実績、研究で培われたノウハウとネットエージェントの製品開発力を活かし、新製品や既存セキュリティサービスを効率化するシステムを開発、多様化する顧客ニーズに迅速に対応することが可能になるとした。ネットエージェントの子会社化により、セキュリティ関連事業を強化、収益力の拡大を加速化することを目指す。
また、ネットエージェントは、ラックグループの経営基盤、事業基盤を活用することで、好調な情報セキュリティ市場を背景に、業績の拡大を目指すとしている。