Appleの新たな戦場はエンタープライズ市場であり、その主な武器は「iPhone」と「iPad」だ。Good Technologyの発表したレポート「Mobility Index」によれば、Appleはスマートフォン分野でも、タブレット分野でも、アクティベートされたデバイス数で首位となっている。
しかし、エンタープライズ市場でのAppleの成長は、モバイルデバイスに限られているわけではない。
かつてはクリエイティブな業種でだけ使われていたMacは、ビジネスの世界でも地歩を固めつつある。多くの一般的に使われるビジネスソフトウェアは、Macでも互換性のあるソフトが利用できるため、あらゆるプロフェッショナルが生産性を犠牲にせずにAppleの提供するユーザー体験を得ることができるようになっている。
Mac用の「App Store」を使えば、ユーザーはさまざまなツールやサービスに簡単にアクセスできる。この記事では、必要に応じてMacをビジネスマシンに変えるのに役立つ10のアプリケーションを紹介する。
1.Alfred
あなたがキーボードの効率性を重視し、マウスやトラックパッドに触れる回数を最小限に切り詰めたいと考えているタイプのユーザーなら、「Alfred」はあなた向きのアプリかもしれない。このアプリを使えば、素早くアプリやファイルを開いたり、ウェブを検索したり、カスタムワークフローを作成したりすることができる。また、Alfredは「Dropbox」といったアプリを使って設定の同期を取ることができるため、仕事に必要なファイルにアクセスしやすい。Alfredのダウンロードは無料で、オプションの「Powerpack」に17ポンドでアップグレードできる。
2.Evernote
ほとんどどんなプラットフォームでも使える、歴史のあるメモアプリと言えば、「Evernote」だろう。このツールは、メモやリストを作成できるほかに、情報の整理にも使える。ウェブの記事からの切り抜きや、手書きのメモなどを保存しておき、後からアクセスすることもできる。このアプリの料金は何段階か用意されているが、最も安く使えるのは無料バージョンだ。
3.Postbox
「Postbox」は、Macの標準的なメールアプリの代わりとして、よい選択肢になり得る。このアプリはPOPやIMAPの電子メールサービスプロバイダを統合でき、電子メールにタグをつけて整理しやすくすることもできる。そのほかの便利な機能としては、「Quick Reply」(クイック返信)を送信する機能や、Dropboxのリンクをドラッグアンドドロップして、大きなファイルを素早く送る機能などがある。Postboxの価格は15ドルだが、30日間は無料で試用できる。
4.Pixelmator
デスクトップで手早く画像を編集する必要があるなら、「Pixelmator」を使うのがいいだろう。このアプリは、iPad版と継ぎ目なく連携可能で、デスクトップで画像の編集作業を始めて、iPadで完成させるといったこともできる。このツールには、レイヤ、色補正、テキストや図形の追加など、標準的な編集ツールはすべて用意されている。Mac用のPixelmatorの価格は29.99ドルだ。
5.Fantastical 2
大成功したカレンダーアプリ「Fantastical」の新バージョンがこの「Fantastical 2」だ。ミニウィンドウ表示を使えば、メニューバーから簡単にカレンダーを見ることができるし、既存のカレンダーアカウント(iCloud、Google、Yahoo、およびその他のCalDAVを利用しているアカウント)との同期機能もある。Fantasticalの価格はやや高めで、39.99ドルだ。
提供:CNET