United Airlinesは、脆弱性を発見したセキュリティ専門家にマイルを提供するバグ報奨プログラムを発表した。
「このプログラムは、当社のセキュリティを一層高め、また当社が上質のサービスを提供し続けられるようにするものであるとわれわれは考えている」とUnitedは述べている。「当社のウェブサイトやアプリ、オンラインポータルに影響を及ぼすバグである可能性があるものを発見したと思った場合は、知らせてほしい。提出されたものがわれわれの要件を満たすものであれば、そのための時間や努力に対して当社は喜んで報奨する」(United)
研究者がUnitedの顧客向けサイトや同社が使用するサードパーティープログラムについて、「顧客や企業情報の機密性、信頼性あるいは入手可能性」に影響するシステムのバグを発見した場合、報奨の対象となる。クロスサイトスクリプティング(XSS)やクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)、Unitedに影響を及ぼすサードパーティープログラムといった重要度が低いと評価された脆弱性を報告した場合の報奨額は、1件あたり最大5万マイル。重要度が中程度(認証バイパス、総当たり攻撃、タイミング攻撃、個人情報(PII)漏えいなど)であれば最大25万マイルとなり、重要度の高い脆弱性(リモートコードの実行)の場合は、最大100万マイルとなる。
研究者が脆弱性を報告したり報奨金を受け取ったりするには、「MileagePlus」の会員になる必要がある。また、レガシーシステムや非対応のブラウザ、プラグイン、OSのみに影響するバグは報奨の対象とならない。機内に搭載したWi-Fi、エンターテインメントシステム、電子機器のバグについても報奨対象外だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。