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「非正規版ユーザーはWindows 10無償アップグレードの対象外」--MSが改めて説明

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2015-05-19 12:19

 明確な声明が出された。「Windows 10」提供開始後の最初の1年間、Microsoftは「Windows 7」と「Windows 8.1」の非正規版を使用する消費者に対しては、Windows 10への無償アップグレードを提供しない

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 MicrosoftのOperating System Groupを統括するTerry Myerson氏は「Genuine Windows and Windows 10」(正規版の「Windows」とWindows 10)と題した米国時間5月15日のブログの中で、Microsoftがこの状況を説明するにあたり、これまでで最も明確な言い回しを用いてポリシーを伝えた。

 3月、Microsoftは、非正規版WindowsのユーザーにWindows 10へのアップグレードを最初の1年間無償で提供するとMyerson氏が述べたというReutersの報道を受けて、Microsoft幹部陣は同社の立場について誤解が生じていると主張し、その誤解を解くために懸命の努力をした。

 MicrosoftはWindows 10提供開始後の最初の1年間、Windows 7、Windows 8.1、および「Windows Phone 8.1」からWindows 10に移行する機会を消費者と一部のビジネスユーザーに提供する計画を1月に発表していた。

 正規版Windowsと非正規版Windowsへのアップグレード提供に関する5月15日のブログ投稿では、以下のまだ少し曖昧な点もあった。

 「Windows 10への無償アップグレード提供は、非正規版Windowsデバイスには適用されないが、これまでも行ってきたように、非正規の状態でデバイスを使用する顧客にWindows 10を提供し続ける」(Myerson氏)

 これは、Microsoftがこうしたユーザーに非正規版Windows 10への無料移行を認める、ということを意味するのかもしれない。非正規版には特定の透かしが入っており、使用しているWindowsが正規版ではないことを警告するメッセージが一定の間隔で表示される。

 それは、Microsoftが非正規版Windows 7およびWindows 8のユーザーに対して、正規版ユーザーと同様に「Windows 10が発売された」という通知を送信することも意味するのかもしれない。あるいは、通知を送信するだけで、非正規版Windows 10への無料移行は認めないのかもしれない。これらの通知の狙いは、既存ユーザーに対して、Windows 10に移行できる時期とその方法を明確に示すことだ。

 先頃、Microsoftが計画しているこれらの通知をナグウェアやアドウェアと評する複数の記事が掲載された。筆者の同僚のEd Bott記者は1カ月前、「Get Windows 10」広告の仕組みを詳細に説明した。Bott記者は、「筆者にはこれがアドウェアだとは思えない。むしろこれは完璧なターゲット広告であり、広告が表示されるシステムで現在稼働中の製品に無料アップグレードを提供するものだ」と述べていた。

 筆者がMicrosoftにこれらの通知について明確に説明してほしいと頼んだところ、以下のコメントが返ってきた。

 「現在、『Windows Update』で行っているように、当社はWindows 10に無料でアップグレードする方法について、製品内で顧客に詳しく通知する予定だ。これらの通知によって、より詳しい情報が提供される。顧客はいつでもそれを無効にすることが可能だ」(Microsoft)

 15日のブログ投稿では、Microsoftが非正規版ユーザーをWindows 10に移行させることを狙ったアップグレード奨励策をほかにもいくつか用意していることが示唆されている。

 ブログ投稿には、次のように書かれている。

 「当社の貴重なOEMパートナーの一部との提携により、われわれは非正規の状態の古いデバイスを使用しているOEMパートナーの顧客向けに、非常に魅力的なWindows 10へのアップグレードを計画している。この計画の詳細に関する当社パートナーの発表を楽しみにしていてほしい」(Myerson氏)

 これらの計画がどのようなものであれ、中国のOEMが絡んでいるはずだ、と筆者は考えている。その根拠は、Reutersが3月に報じたMyerson氏の別のコメントだ。Reutersによると、Myerson氏は、Microsoftには中国の何億人ものWindowsユーザーを「改めて引き込む」計画がある、とReutersに述べたという。同氏はそのとき、それ以上の詳細は明かさなかった。

 非正規版Windowsは、ユーザーが不正に複製したものではない場合もある。一部の再販業者や小売業者は偽造品や改変されたWindowsを正規版として販売しており、ユーザーが知らずにそれを購入してしまうケースもある。逆に正規版Windowsであるにもかかわらず不正にライセンスを取得した製品と判定されてしまうこともある。

 Windowsが「非正規版」と判定されると、ユーザーに対して、Windowsが正規と認められるように、状況を改善するよう強く促す通知が何度も表示される。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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