中国からの標的型攻撃を確認、多数のマルウェア感染を示唆--PwC調査

山田竜司 (編集部) 2015年07月02日 20時16分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は7月2日、サイバー攻撃を観測、分析する専門チームが日本国内の複数の企業に持続的標的型攻撃(APT)を仕掛けるグループの活動を観測したと発表した。観測したアクセスの9割は中国の犯罪組織からのものという。

 PwCのグローバルネットワークと連携し、APTで利用されていた複数の指令サーバ(C&Cサーバ)を観測しているという。その結果、特に5月ごろから政府や官公庁、特定の団体や機構、金融、航空、自動車、エネルギーといった多数の国内組織からの継続的な通信を観測したと説明する。

 5~6月に国内でさまざまな被害が発覚したが、それら以外にも水面下で APTグループによる攻撃があった可能性があるとした。

 サイバー攻撃の際に利用された「DNSシンクホール」を観測。DNSシンクホールは攻撃で利用するドメインへのリクエストを観測する手法であり、DNSシンクホールへのアクセス数が6月下旬からさらに増加しているという。これは、今なおマルウェアに感染していることを把握できていない日本国内の企業や組織が多数存在していることを示唆しているとした。


組織からのDNSシンクホール

 また、DNSシンクホールへのHTTPリクエスト、攻撃に利用されたツールやマルウェア、攻撃パターンなどを分析したところ、中国の2つの組織からの攻撃であることを確認。観測したアクセスの約9割は同一の組織によるものであることが判明したという。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]