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「OS X El Capitan」はビジネスの現場でどう役立つ?

Erik Eckel (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-07-09 06:15

 米ヨセミテ国立公園にある3000フィート(約910m)の絶壁の名称にちなんで名付けられた「El Capitan」が、その名にふさわしい高い機能を備えることは容易ではない。米国時間6月8日に発表された「OS X」の11番目のバージョンであるEl Capitanは、開発者向けベータ2が6月23日に公開されており、2015年秋にはリリースされる。Appleはこのバージョンで、性能を大きく向上させながら、同時にユーザー体験を改善しようとしており、実際そのことに成功している。El Capitanにはパラダイムを変えるようなイノベーションこそないものの、多くの便利な工夫が盛り込まれており、ユーザーを満足させるものになっている。

ページピン機能

 付属ブラウザであるAppleの「Safari」には、いくつかの工夫が施されている。El Capitanでは、「AirPlay」を利用して、デスクトップのほかのコンテンツを表示させずに、ウェブページ内の動画だけを「Apple TV」にストリーミングできる。この機能は、マーケティング、宣伝、または生産に関するミーティングでサンプル動画を見せたいが、メールボックスの中身が間違って見えてしまう事態を避けたいときには便利だ。

 さらに、ページピン機能が追加された。El CapitanのユーザーがSafariでウェブサイトをピン止めすると、バックグラウンドでそのページをアクティブのまま維持し、常に更新され、いつでもアクセスできる状態にしておくことができる。ピン留めされたサイトは、アクセスしやすいようにタブバーの左側にピンとして置かれる。これによってニュースや市況情報、その他のリアルタイムに流れてくる情報を追跡しやすくなるため、金融サービス、メディア、通信業界、政府機関などで働いているプロフェッショナルには役に立つだろう。ほかの職業の人も、この機能を使えば、よく使うコンテンツに簡単にアクセスできるようになる。

メールの改良点

 ある意味でOS Xのもっとも重要なビジネスアプリケーションであるメールにも、目立たないが重要な改良が加えられている。革命を起こすような新機能はないものの、少しずつ改良されたいくつかの機能の利用頻度が高いこともあって、OSやメール、メッセージがかなり使いやすくなっている。

 新機能の「Smart Suggestions」は、メッセージの中の人物や予定を自動的に認識して、クリック1つで新しい連絡先やカレンダーの項目を作成できるというものだ。プロフェッショナルが日々メールを受け取り、対応しているベンダー、顧客、サプライヤー、ミーティング、招待、電話会議などの数を考えれば、この機能がいかに便利で時間の節約になるかは明らかだ。

 またEl Capitanでは、メールでスワイプジェスチャーがサポートされている。ジェスチャー操作がサポートされたことで、ユーザーはトラックパッドとOS Xを使って、簡単にメッセージの操作や削除を行うことができるようになった。OS Xにジェスチャーが追加されたことで、iOSとOS Xの間でユーザー体験が標準化されたことも重要なポイントだ。

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