「Google Drive」、新たなセキュリティ研究助成プログラムに100万ドルを準備

Rachel King (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)

2015-12-18 12:06

 Googleのクラウドストレージ「Google Drive」部門は、独自のデータセキュリティを支えるための新たなファンドを設置して、バグ発見報奨金の取り組みを強化する。

 Google Drive担当部門は米国時間12月17日、新しい研究助成金プログラムを発表した。Googleのデータセキュリティ改善に取り組んでいるフリーのセキュリティ研究者を後押しするものだという。

 Google Driveの製品マネージャーを務めるKevin Nelson氏はブログ投稿の中で、Googleが独自のカスタムデータセンターおよびインフラを使用してデータやコンテンツ(スマートフォンからタブレットまで、さまざまなデバイスの写真や動画など)を保護している現状を簡単に説明した。

 Google社内の500人を超えるセキュリティ専門家に加えて、Nelson氏が強調したのは、フリーのセキュリティ研究者がもたらす貢献の価値だ。

 そこで、他のさまざまな奨励プログラムに続き、Googleは最新の研究助成金を創設する。深刻な問題を発見して報告した研究者に提供される最大2万ドルのバグ発見報奨金を維持することに加えて、2016年には当初プールする資金として100万ドルを用意するという。

 Nelson氏は、「皆さんが(クリスマスに飲む)エッグノッグをすすっている間も、われわれは皆さんのファイルが安全な状態でいられるように見張っておこう」と冗談めかして書いている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]