Microsoftは米国時間12月18日、ビッグデータの分析を手がけるMetanautixを買収したとブログで発表した。買収金額は明らかにされていない。

Metanautixは、SQLを用いることで、構造化データと非構造化データをあますところなく抽出/処理できる分析エンジンを搭載した製品を提供している。同社のデータコンピュートエンジン「Quest」により、どのようなデータでも、そのフォーマットにかかわらず、単一のテーブルとして組み合わせることが可能になる。またQuestはオンプレミスやクラウド、あるいは双方に格納されたデータを扱うことができる。
Microsoftのデータグループのコーポレートバイスプレジデントを務めるJoseph Sirosh氏は同ブログで「(Metanautixの)ソリューションによって、『SQL Server』、あるいはOracleやTeradataの製品といった従来型のデータウェアハウスや、『MongoDB』や『Apache Cassandra』といったオープンソースのNoSQLデータベース、Salesforce.comの製品といったビジネスシステムのほか、クラウドやオンプレミスに格納されているその他さまざまなデータソースをまたがったデータの統合が可能になる。Metanautixのアプローチにおける肝は、最も広く普及しているデータ照会言語であるSQLを使うことで、さまざまなデータを高速かつスケーラビリティに優れたかたちで操作できるようにするところだ」と述べている。
MicrosoftがMetanautixのテクノロジをどのようにSQL Serverや「Cortana Analytics Suite」に取り入れるかという計画の詳細を「今後数カ月中に」明らかにするとSirosh氏は述べた。
Metanautixはカリフォルニア州パロアルトを拠点とする企業で2012年に設立された。WorkdayによるベンチャーファンドWorkday Venturesの投資先の1社でもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。