Citrix Systemsが「CloudPlatform」「CloudPortal Business Manager」の両製品ラインをAcceleriteに売却することを発表した。AccelerateはPersistent Systemsの事業部で、エンタープライズ向けのインフラ製品を提供する。取引は第1四半期中に完了する見込みで、金額などの詳細は公開されていない。
Citrixは11月に再編を明らかにしており、リストラ策や「GoTo」事業のスピンオフ計画、事業の簡素化を発表した。暫定最高経営責任者(CEO)を務めるRobert Calderoni氏は当時、Citrixはエンタープライズ戦略に直結しない事業を切り離す意図を明らかにしていた。
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Citrixの戦略は、「NetScaler」「XenServer」「Citrix Workspace Cloud」などの主要製品とともにエンタープライズ向けのクラウドにフォーカスすることだ。今回売却するCloudPlatformは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの実装を管理するプラットフォームだ。
公式ブログで同社は、Acceleriteへの売却が顧客のためになるという今回の判断に「とても自信を持っている」と記している。Acceleriteはこれまでに、Hewlett-Packard(HP)、Intel、Openwaveなどから製品ラインを獲得し、クラウドインフラ事業を構築している。
Citrixは今後もAcceleriteと協業し、CloudPlatformとXenServer、NetScaler、「Citrix Workspace Cloud」とを統合するとしている。
Acceleriteの最高経営責任者(CEO)Nara Rajagopalan氏は声明で、Citrix製品の買収によりパブリッククラウドとプライベートクラウドポートフォリオを補完できると説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。