Microsoftは米国時間2月3日、「Windows 10」の次期大型アップグレード「Redstone」に向けたプレビュービルド「Build 14257」を、「Windows Insider」プログラムの「Fast Ring」テスター向けに公開した。
前回の「Build 14251」から1週間後に公開された今回のビルドも、ここ数回のビルドと同様、内部的な基本機能の変更とバグ修正が主な目的となっている。このため、今回のビルドでも目に見える変更はほとんどない。
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3日付の同社ブログ投稿では、変更点の概要としてアプリが繰り返しクラッシュする問題のほか、メモリ関連で発生するアプリのエラーに対する修正について述べられている。またGitの「Windows」向けクライアントである「Git for Windows」が今回のビルドから問題なく起動できるようになるとともに、「F12開発者ツール」が「Microsoft Edge」上で正しくロードされるようにもなった。さらに、DPI設定まわりの修正により、デスクトップアイコンの位置が変更されるという問題も今回のビルドで解決された。
投稿には例によって、今回のビルドに含まれている既知の問題の一覧も記されている。それによると、今回のビルド(そして前回の「Build 14251」)で「このPCを初期状態に戻す」(「設定」-「更新とセキュリティ」-「回復」で選択できる機能)を用いてPCを初期状態に戻すと、PCが「使用できない状態」になり、それを回避する方法は存在しないという。ユーザーはこの点に注意しておく必要がある。同社によると、この問題は次回のビルドで修正されるという。また、Intelの「RealSense」を搭載した前面カメラが使用できないという点も既知の問題として挙げられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。