NECは1月21日、インテルの第6世代CoreプロセッサとWindows 10を搭載したビジネス向けPCの新製品8タイプ20モデルを発売した。
昨今、顧客対応のさらなる強化や業務効率の向上などを目的として外出先での営業活動とオフィスワークの両面での利用に適したPCや、複数画面に表示可能なPCのニーズが高まっていることを受け、新商品では、持ち運びを想定して満員電車などの圧迫を想定した頑強構造や、3つのディスプレイへの表示を実現している。
今回の新商品の代表的な製品は以下の通り。
VersaPro UltraLite タイプVM
(NEC提供)
最薄部16.9mmの薄型筐体に、インテルの最新CPUや高速データ処理を実現する最新規格のDDR4メモリ、有線LANポート、HDMI、Mini DisplayPortなどオフィスワークで必要なインターフェース、外出先での長時間駆動をサポートする大容量バッテリを標準搭載した、14型フルHDの大画面モバイルノートPC。
航空機にも採用されているカーボン素材を天板に採用することで、満員電車などの圧迫(150kgf)を想定した「耐250kgfクラス」の頑強構造と1.38kg軽量設計を両立している。また、液晶画面を180度開閉が可能で対面業務でのスムーズな情報共有を実現。税別29万3000円から、1月26日出荷開始予定。
Mate タイプMB
(NEC提供)
3つのディスプレイに出力可能な筐体幅88mmのスリムデスクトップPC。グラフィック性能を向上させたインテルの最新CPUに加え、2つのDisplayPortやアナログRGB端子を標準搭載している(複数ディスプレイへの出力には各端子に対応したディスプレイが別途必要)。
また、2015年度グリーン購入法に適合した省電力設計により、環境負荷の低減や、待機時の消費電力を従来比(2015年10月モデルMate タイプMBとの比較)約17%削減している。税別16万5500円から、1月26日(Celeronモデルは2月25日)出荷開始予定。
VersaPro タイプVD
(NEC提供)
インテルの最新CPU搭載15.6型ノートPC。従来比約20%(2015年10月モデルVersaPro タイプVDとの比較)薄型化した27.6mmの筐体に、高速データアクセスが可能な容量500GBのSSHD(Solid State Hybrid Drive)を搭載でき、業務効率のさらなる向上に貢献する。税別22万5000円から、2月12日出荷開始予定。
なお、NECのビジネスPCは、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得している、世界一の認証精度を有する顔認証エンジンをベースとした顔認証でログオンできるセキュリティソフトウェアが標準添付されている。
NECでは「社会ソリューション事業」に注力しており、オフィス業務や外出の多い営業業務、学校ICTなど、様々な利用シーンに合わせた情報端末に顔認証などを組み合わせて提供することで、企業や団体の業務の安全性向上、効率化を支援するとしている。