U-NEXT、動画配信のデータ分析にトレジャーデータ採用--動画編成を効率化

NO BUDGET

2016-02-26 08:00

 U-NEXTは、クラウド型データ管理サービス(DMS))「トレジャーデータサービス」を導入した。トレジャーデータが2月25日に発表した。

 U-NEXTはUSENから独立したベンチャー企業。オンデマンドサービスを提供するコンテンツプラットホーム事業と、通信インフラを提供するコミュニケーションネットワーク事業を展開している。

 トレジャーデータサービスは、購買取引データやウェブ閲覧データ、アプリケーションやモバイル端末のログデータなど、ビッグデータと呼ばれる非構造化データを月額料金で収集、保管、分析するもの。

 U-NEXTでは、定型的な分析にトレジャーデータサービスのスケジューリング機能や他社製品との連携機能を用いることで、柔軟な設計を維持しながら開発工数を大幅に削減した。データ分析の結果は、翌朝には自動でダッシュボードで活用できるようになっているという。分析画面を活用したアドホックな情報の取得、分析も容易になった。

 動画配信のレコメンド機能を開発する際も、トレジャーデータサービスの分析基盤を活用することで、スピード感を保ちながらロジックの検討と改善を積み重ねられた。サービスの扱いやすさやサポートの体制を高く評価している。

  サービスの導入により、集計に携わる人的リソースを減らしつつも安定運用できるデータ分析基盤を構築した。丸1日以上を費やしていたデータの収集や分析の処理時間を大幅に短縮し、利用部門への情報共有を迅速化した。

 これにより、ほぼリアルタイムでユーザーの視聴動向や購入動向データを収集可能になり、ユーザーデータをもとにした分析サイクルを迅速に回ることで、ターゲットにあわせたコンテンツ選定や特集企画の業務を効率化した。調達業務の迅速な意思決定にも大きく寄与している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

  2. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  5. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]