Microsoftは米国時間4月26日、「Microsoft Azure」クラウドの「Enterprise Agreement」(EA:エンタープライズ契約)を締結している顧客に対して、サポートを1年間アップグレードするというキャンペーンを発表した。
Mirosoftは、Azure EAの契約企業、すなわちAzureのリソースを前払いで購入している企業に対して、1年間にわたってサポートをアップグレードするというキャンペーンを5月1日より実施する。対象は新規顧客と既存顧客の双方であり、追加料金は不要だ。
このキャンペーンは、自社インフラでのシステム稼働を好む多くの保守的な企業顧客にAzureを採用してもらうための取り組みとして同社が新たに始めるものだ。
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Azure EAの顧客で現在サポート契約を結んでいない企業には、「Standard Support」が1年間無料で提供される(3600ドル相当になる)。
サポート契約を結んでいないものの、Azureのサービスに10万ドル以上を前払いしている、あるいは3カ月間連続して月1万ドル以上を支払っている企業には、通常のStandard Supportではなく「ProDirect Support」が1年間提供される。ProDirect Supportは通常の場合、年間1万2000ドルで提供されている。
Azure EAのProDirect Supportを契約しているすべての企業は、「App Consulting」セッションを6回まで無料で受けることができる。また、ProDirect Supportを契約しており、10万ドル以上を前払いしている、あるいは3カ月間連続して月1万ドル以上を支払っている企業はこれに加えて6回のコンサルティングセッションを受けることができる。
コンサルティングセッションでは、クラウド環境のアーキテクチャや、アプリの設計や実装、ワークロードのデプロイなどに精通しているAzureのテクニカルプロフェッショナルと1対1で相談できる。
今回のキャンペーンは、2016年5月1日から2017年6月30日までの間にAzure EA契約が有効となっている新規及び既存の企業顧客が対象となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。