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絶滅か転生か--未来のPCを待ち受ける5つの運命

Steve Ranger (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2016-06-09 06:00

 ある特定のテクノロジが絶滅するのは極めてまれであり、たとえ絶滅するとしても非常に長い時間がかかる。

 一例を挙げよう。数年前、ある人物が私に「ポンド、シリング(1971年に廃止)、ペンスで計算できるシステムがいまだに使われている場所がある」と自信たっぷりに語ってくれたことがある。これが本当なら、その計算を行うコードは、45年ほど前から書き換えられず生き残っていたことになる。

 この例が示すように、現存する特定のテクノロジが近い将来に絶滅すると予言するのは、浅薄だと言わざるを得ない。ましてそのテクノロジがPCであれば、なおさらだ。PCが間もなく絶滅するという予言は、これまで繰り返し行われてきたが、一度たりとて的中していない。

 だが多くの人間にとって、PCがメインストリームのデバイスでなくなったのは、否定できない事実だ。この傾向は、特に一般消費者の間で顕著である。

 Gartnerの調査によると、2012年には3億4300万台だった従来型PC(デスクトップとラップトップ)の出荷台数が、2016年には2億3200万台まで減少する見通しだ。売上額で比較すると、2012年の2190億ドルに対して、2016年は1220億ドルと、実に970億ドルの減少である。

 PCの出荷台数が減少している背景には、短期的な経済的要因の影響もあるだろう。原油価格が低迷する一方、ブラジルやロシアでは政治問題が消費活動に影を落としている。また、無料アップグレードとして提供された「Windows 10」が、ハードウェアの買替え需要に水を差した可能性もある。しかし長期的なトレンドは明らかだ。PCの出荷台数が減り続けているのは、PCの利用者数が減り続けているからだ。

 Microsoftの野望は、すべての職場と家庭をWindows PCで埋め尽くすことだった。少なくとも先進国においては、その野望はほぼ達成された。しかし今や、家庭のPCは埃を被り、顧みられることがなくなった。

 そうなった理由は、PCよりも手軽で使いやすいスマートフォンやタブレットが登場し、PCで行っていた作業の大半を両者で肩代わりできるようになったからだ。あまつさえスマートフォンやタブレットでは、従来のPCでは想像もできなかったような独創的な使い方が次々と実現されている。

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