HPは米国時間8月24日、第3四半期決算(7月31日締め)を発表した。
純利益は8億4300万ドル(1株あたり49セント)だった。売上高は前年同期比4%減の119億ドルで、非GAAP利益は1株あたり48セント。
ウォール街は、売上高114億7000万ドル、1株あたり44セントと予測していた。
今後の見通しとして、HPは同会計年度の1株あたり利益(EPS)の予測を再度修正している。前四半期にHPは、非GAAPベースの利益の見通しを1株あたり1.59~1.65ドルとしていた。現在はこの予測を、1株あたり1.59~1.62ドルに修正している。
第4四半期について、HPは非GAAPベースの利益を1株あたり34~37セントと予測している。ウォール街の予測は、少なくとも1株あたり41セントとなっている。
部門別に見ると、回復の兆しも一部に見られるとはいえ、低迷が続くPCとプリンタ市場への対応に苦戦している様子がうかがえる。
パーソナルシステム事業の純売上高は前年から横ばいだったが、企業向けの売り上げは3%減少している。デスクトップとノートPCの販売台数は4%増加した。しかし個別に見ると、ノートPCの販売台数だけが12%増加しており、デスクトップの販売台数は6%減少している。
プリンタ事業の純売上高は前年同期比で14%減少した。
「市場は厳しい状態が続くが、われわれには利益を創出し、長期的な成功を促進する適切な機会に投資し続けるために必要なイノベーションと厳格な実行体制がある」とHPの最高経営責任者(CEO)を務めるDion Weisler氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。