Microsoftはアトランタで開催中のイベント「Ignite」で、2016年初めに打ち出していた「SharePoint」と「OneDrive」の新機能の提供に向けた成果について、最新情報を伝えている。
提供:Microsoft
新機能の1つが、SharePointとOneDriveの同期機能だ。Microsoftによると9月26日にプレビューとして公開されたという。
プレビュー版ではあるが、同機能を利用してユーザーはSharePoint Onlineのドキュメントライブラリと、他のユーザーと共有するOneDriveフォルダを共有できる。OneDriveの同期クライアント向けに、ユーザーが同期とファイルのアクティビティーを一覧できる新しいアクティビティーセンターもプレビューとなった。
Microsoftはまた、iOSとAndroid向けのOneDriveファイル共有の通知サービスと、Android版OneDriveアプリにあるSharePoint Onlineファイルへのアクセスの提供も開始した。
「2015年にリリースしたOneDriveの同期クライアントに、SharePoint同期機能が加わり、より高いレベルの信頼性、性能、制御を提供する。特定のフォルダをオフラインにするなどの柔軟性もある。これにより、任意のOffice 365ファイルを簡単にオフラインにできる。また、レガシーの同期クライアント(groove.exe)からシームレスにアップグレードできるようにする」とMicrosoftは公式ブログで説明している。
Microsoftはこの統合同期サービスを「数カ月で」First Release顧客に提供開始する予定だ。全顧客への提供が完了するのは2017年の第1四半期の見込みという。
MicrosoftはIgniteで、次期「SharePoint Server 2016」のFeature Pack 1の詳細も明かした。初のFeature Packとなり、11月に提供する。
以下が主な機能だ。
- Central Administration内とWindows PowerShellで実行された管理アクションのログ
- MinRoleでの小規模環境のサポート
- 新しいOneDrive for Businessユーザー体験。SharePointアプリラウンチャーでのカスタムタイルのサポート
- オンプレミスの各サイトとOffice 365における統合された監査
- OneDrive API 2.0
SharePoint ServerのFeature Pack 1は、Software Assurance(SA)を購入しているユーザーに提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。