ペースはどんどん加速している。多くのDevOpsチームや企業では、ソフトウェアの継続的な配備が当たり前になっている。Logz.ioが360のDevOpsチームを対象に実施した、ソフトウェア調達頻度に関する最新の調査によると、ほとんどのDevOpsチームは月に数回以上の頻度でソフトウェアを調達しているという。
具体的には、1日に複数回のソフトウェア配備を実施しているチームが21%と、5分の1強を占めている。また、1週間に数回コードを配備しているという回答は40%、数週間に1度の配備を実施しているという回答は28%だった。
さらに、継続的インテグレーション(CI)戦略については、既に採用している、あるいは実現に向かって作業中である、検討しているという回答を合計すると80%以上になっており、継続的デリバリ(CD)戦略についても同様の数字となっている。
この調査では、これらの開発とリリースの取り組みにおけるコンテナ、マイクロサービス、クラウドの役割も調べた。企業は自社のITインフラストラクチャ向けにコンテナやマイクロサービスを受け入れている。しかし、クラウドコンピューティングへの進歩のペースは遅い。
今回の調査で、78%がマイクロサービスをある程度利用していることが明らかになった。調査実施者はマイクロサービスについて、「独立したプロセスの集合体として、機能をリアルタイムで連携させる比較的新しい手法」と定義し、モノリシックのアーキテクチャと対比している。
この調査では、DevOpsマネージャーの53%は現在、コンテナを使用していることも分かった。このデータは、コンテナの使用がクラウドより普及していることを示している、と調査実施者は指摘した。現時点で、回答者の40%強が、自社インフラストラクチャの25%以下をクラウドに移行させている。自社インフラストラクチャのすべてをクラウドに移行済みの回答者は約30%だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。