テンダは11月17日、マニュアル自動作成ソフトの新版「Dojo 7.00」をリリースした。スマートフォンで撮った写真・動画を使って簡単に業務マニュアルが作成できる無料スマホアプリ「DojoCamera」(iOS対応)も新たに発表した。

Dojoは、PCで操作するだけで自動的にマニュアルコンテンツを生成するソフトウェア。企業独自のシステムやソフトのデモ、マニュアルを簡単に作成でき、社内の研修、教育を各々の進捗に合わせて進められる。受講者側のEラーニング機能では、不正個所を復習でき、研修成果の統一化も図れる。
本製品によりマニュアル作成を内製化することで、研修内容についての秘密保持や社内事情まで細かにマニュアルへと反映できる。大幅な時間短縮やコスト削減も図れることから、製造業やサービス業をはじめさまざまな業種の企業に採用されており、2016年8月末時点では導入企業数2400社、5000ライセンスを超える。
新版のDojo 7.00では、業務システムの操作マニュアルを作成する際にセキュリティを考慮して一部を隠す「モザイクオブジェクト」や、不要な部分を取り除く「マスキング機能」のほか、DojoCameraとの連携機能が追加された。
今回新たにリリースしたDojoCameraは、iOS対応でApp Storeで無料配信する。スマートフォンで撮った写真や画像を使用して、並び替えたり、テキストを挿入したりすることで、簡単にマニュアルコンテンツ(HTMLドキュメント)を作成できる。これにより、物流業や工場など、PCをあまり利用しない業務マニュアルも簡単に作成できるという。
また、作成したファイルはオンラインストレージ経由でDojoに取り込むことが可能。よりリッチで動的なコンテンツを作成したり、Dojoで作成した業務システムの操作マニュアルと連携した一連の業務マニュアルを作成することもできる。