「Windows 10 Creators Update」のリリースは約1カ月後と予想されているが、Microsoftは同アップデートで、新たにユーザーが管理できるプライバシーおよびアップグレード設定を追加することを明らかにしている。
関係者によると、Microsoftは米国時間3月1日、「Windows Insider Program」に参加しているテスターとともに、この新しいプライバシー設定およびアップグレード体験のテストを開始し、Creators Updateの一般提供が開始される前に、問題なく機能することを確認する予定だという(複数の情報筋によると、一般提供は2017年4月に開始される予定だという)。
Microsoftは同日、「Feedback Hub」の「quest」経由で新しいプライバシー設定などのスクリーンショットをInsiderに公開するとしている。
Microsoftの関係者によると、MicrosoftはWindows 10 Creators Updateでユーザーコントロールに関するほかの修正も施す予定だという。次期リリースより、Windows 10がCreators Updateのような機能アップグレードやセキュリティ/機能の累積ロールアップをインストールするタイミングを、ユーザーがさらに管理できるようになる。
Creators Updateでは、ユーザーはアップデート実行のタイミングの指定に関して、より多くのオプションを利用できる。Microsoftは「Active Hours」(アクティブ時間)を12時間から18時間に拡大する。ユーザーが作業を中断したくないときにWindowsが機能アップグレードやセキュリティ/フィックスの累積ロールアップをインストールすることはなくなるだろう。
ユーザーが最初に選んだ時間が不都合な場合に、アップデートのスケジュールを変更する機能も追加される。新しい「Snooze」機能を利用すれば、アップデートプロセスを3日間完全に停止することができる。
Microsoftはこれらの新しいアップデートおよびアップグレード設定を最近のWindows Insiderテストビルドに追加してきたが、(これまでのところ)Insiderがテストできるのはその一部だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。