グーグルの「Hangouts」にSlack対抗の「Chat」機能--ビデオ会議ツールも

Lynn La (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2017-03-10 09:35

 Googleが、コミュニケーションおよびメッセージングアプリ「Hangouts」に2つの新機能を追加した。ミーティングを手配する作業の簡素化を支援する。

 1つめは、「Hangouts Meet」というビデオ会議機能だ。Meetにより、ノートPCやモバイルアプリでウェブリンクからミーティングに参加することができる。このリンクは、電子メールあるいは「Google Calendar」の招待によって直接共有することができる。移動中でインターネット接続が利用できない参加者は、専用のダイヤルイン電話番号が使用できる。

Hangouts
提供:Google

 2つめは「Hangouts Chat」で、専用チャットルームで同僚と互いにメッセージをやり取りできるようにする機能だ。Chatsでは、ファイルや写真、動画を共有できる。チャットルームの中でボットを呼び出すことも可能だ。例えば、「@meet」という機能で、すべてのユーザーのCalendarを調べて、チームのミーティングの予定を自動的に設定する。

Hangouts
提供:Google

 「Microsoft Teams」「Slack」「Dropbox」など、職場のミーティングや連携を容易にすることを目的にしたサービスは多数存在する。Hangoutsのメリットの1つは、Googleが企業向けに提供しているクラウドベースの生産性、コラボレーションプラットフォーム「G Suite」に含まれていることだ。そのため、「Calendar」「Drive」「Docs」といったGoogleアプリと緊密に連携する。

 Hangouts Meetは、G Suiteの全ユーザー向けにロールアウトされている。Chatは、G Suiteの「Early Adopter Program」参加ユーザーを対象に提供される予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]