AIは、ビジネスから私生活までさまざまな場面で使われている。「Google Home」や「Amazon Alexa」に話しかける時はもちろん、電球をつけたり、電子メールを書く時でもAIを利用できるようになった。だがコンシューマーの意識はどうか?
インバウンドマーケティングのHubSpotが、AIとチャットボットに対するコンシューマーの意識を調べ、「Global AI survey for Q4 2016」としてまとめた。調査はアイルランド、ドイツ、メキシコ、コロンビア、英国、米国の1400人のコンシューマーを対象としたもので、多くがそれと知らずにAIを使っているという。
提供:Hubspot
「AIツールを使ったことがある」と回答した人は37%だった。しかし、「AIを使ったことはない」と回答した人のうち、63%は実際は使っていることがわかった。単にAIと認識していなかったということのようだ。
74%が「1カ月以内に音声検索ツールを使用した」と回答した。ユーザーは、「Siri」「Cortana」「Home」「Alexa」が改善していると感じている。音声検索を日常的に利用する人は、前年に比べると27%増えたという。
音声アシスタントに大きな声で話しかけることに違和感を感じる人も少なくなっているようだ。自宅で利用するのに違和感を感じないという人は84%に達している。一方で、公共の場で利用することに違和感を感じないと回答した人は17%にとどまった。
回答者の47%は「チャットボットで物品の購入をするのに抵抗はない」という。チャットボットは「Slack」「WhatsApp」「Line」「Facebook Messenger」などのメッセージングアプリの上でネイティブに動くものだ。
チャットボットは、サイトで最も評価の高いアイテムを提案するなどショッピングに関連したさまざまなタスクをこなしてくれる。この先、機械学習プログラムがスマートになれば、Eコマースボットは潜在顧客からのより複雑な質問に答えられるようになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。