ワークスモバイルジャパンは4月5日、「接客・営業職におけるプライベートSNSアカウントの業務利用実態調査」の結果を発表した。76.5%が顧客に聞かれて教えたことがあるとし、企業の52.5%でルールや対策が無いことも分かった。
この調査は、営業や接客で顧客と週3日以上接触する18~49歳の会社員にアンケートしたもので、824件の回答(男女それぞれ412件)があった。
顧客からプライベートのSNSアカウントを聞かれるという回答者は35.6%だった。顧客に教えたことがある回答者のうち、42.4%は「業務上、断れなかった/断りづらかった」とし、38.8%は「業務上、教えたほうが都合が良いから」との理由を挙げた。「業務と関係がない連絡がきたことがある」という回答者は71.9%に上る。
プライベートのSNSアカウントを顧客に教えた理由(出典:ワークスモバイル)
一方、プライベートのSNSアカウントを教えなかった回答者の理由では、57.1%が「業務と関係ないプライベートな連絡が来るのは嫌だから」、54.1%が「プライベート情報が流出してしまうから」とした。「企業から禁止されている」は24.5%にとどまる。
プライベートのSNSアカウントを顧客に教えなかった理由(出典:ワークスモバイル)
回答者の所属企業でプライベートのSNSアカウントに関する状況では、52.5%が「業務で使用することを推奨されてはいないが、対策やルールがない」とし、「対策やルールがあり、順守されている」は25.2%だった。
企業での対応状況(出典:ワークスモバイル)