弥生、AI与信モデルによるオンラインレンディング事業--2017年10月をめどに試験融資を開始

NO BUDGET 2017年04月17日 16時43分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 弥生は4月14日、人工知能(AI)による与信モデルを用いたオンラインレンディング事業の立ち上げを発表した。2017年10月をめどに同社のオンラインサービスを契約中の約60万社を対象に試験的融資を開始する。利用者は弥生会計のデータに対するアクセス許諾を行うなど、インターネット上の手続きで申し込みができる。

 同事業は、インターネットを通じて小規模事業者向けの融資を行う金融サービスで、ビッグデータとAIを活用する。米国や中国を中心に急拡大しており、米国市場では2015年に融資額が340億ドルを超えたとされている。

 同社が実施した7609社の顧客調査によると、小規模法人のうち85.0%が短期資金ニーズを有するものの、36.5%の事業者が借り入れに至っていない。また、個人事業主の内、短期資金を借り入れている事業者は16.4%に過ぎないという。

 こうした状況は、借り入れ事務の煩雑さや、借り入れに時間が掛かり過ぎることなどが理由になっていることが多い。同社では、オンラインレンディングの活用により、決算書などの資料提出や金融機関窓口への訪問などの煩雑な事務作業が軽減されるとともに、与信審査の時間短縮が可能となり、簡便かつ機動的な資金調達ができるようになるという。

 同事業では、弥生が属するオリックスグループの与信ノウハウと、会計ビッグデータ関連の協業先であるd.a.t.のAI技術を活用し、新たな与信モデルを開発する。

 同社は、事業立ち上げにあたり、2017年2月に運営会社ALTを設立、あわせて、千葉銀行、福岡銀行、山口フィナンシャルグループ、横浜銀行と業務提携契約を締結し、金融機関における本与信モデルの活用も視野に入れている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算