働き方可視化サービス--NECが提供

NO BUDGET

2017-07-07 11:38

 NECは7月5日、「働き方見える化サービス」を提供開始すると発表した。同サービスは、クラウド型のサービスで、初期費用なし、月額IDあたり500円から利用できる。サービス内容は、テレワークの運用サポート、勤務状況のデータ収集と可視化による業務効率化支援などがあり、「NEC Cloud IaaS」上で提供する。


サービス概要

 テレワークの運用サポートでは、PCまたはスマートフォン経由で勤務者からの申請や業務報告、管理者の承認作業などができる。申請用のウェブ画面で、その日の勤務形態(通常、直行/直帰、在宅)と勤務予定時間・業務内容を登録すると、自動的に管理者宛に承認依頼メールが通知され、申請・承認作業をスムーズに行うことができる。勤務時間中は、開始、休憩、再開、終了の4つの勤務状態を選択し、勤務実績を登録する。

 業務終了時には業務報告・勤務実績の修正もでき、ホーム画面に残りの勤務時間を表示することや、 長時間の連続勤務時/勤務終了30分前/勤務終了時にポップアップ画面で注意を促すこともできる。さらに、顔認証セキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor」との連携で、Windowsログオン時に顔認証による本人確認ができる。

 勤務状況のデータ収集と可視化では「Skype for Business」と連携して、社員の在席情報(連絡可、 退席中、会議中)や、PCの利用状況のデータを自動収集し、可視化する。これにより、在宅勤務での勤務状況の申告漏れや、オフィス業務を含めた所定労働時間外の業務PC利用状況など、長時間勤務や隠れ残業の是正に役立てることが可能となる。


勤務実績の画面表示イメージ

 NECでは、今後、可視化する対象の拡大や勤務時間を集計する機能の追加などの強化を図る。アプリケーション単位の使用状況や その使用時間も可視化できるようにするとともに、個人の行動単位の時間を集計する機能も追加する。組織単位でも勤務時間を集計できる機能を提供する予定だ。販売目標は、今後3年間で連携する機器やソフト、サポートに関連するビジネスを含めて約100億円としている。

 同サービスの利用には、別途NEC Cloud IaaSの契約が必要。また、Skype for Businessの料金は価格に含まれていない。NeoFace Monitor利用時は、ライセンス料が別途必要となる。

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