グーグル、未認証アプリの警告を強化--フィッシング攻撃を受け

Anne Dujmovic (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2017-07-19 09:01

 まだ認証されていない新しいウェブアプリを使おうとしているユーザーに対し、Googleはさらに強い警告で再考を促すようになった。

 Googleは米国時間7月18日、認証待ちの新規アプリのリスクを抑えるためにさらに強力なセキュリティ保護策を提供すると発表した。その保護策の1つとして、開発者やユーザーに対してこれまで表示していた「エラー」画面の代わりに、「未認証アプリ」画面が表示される。続いて、アクセス許可の同意画面が表示され、未認証アプリに関する警告をユーザーに与えた上で、それでも処理を続行する場合はさらなるステップが求められる。

 「これによって、悪質な人物によってユーザーデータを盗み取られる危険性が低下する」とGoogleのNaveen Agarwal氏とWesley Chun氏はブログに記した。

 同社は、この新しい警告および確認プロセスを数カ月のうちに既存アプリにも拡大すると述べた。

 今回の新しい一連のセキュリティ対策は、5月に起きたフィッシング詐欺を受けたものだ。「Google Docs」ユーザーを標的としたこの攻撃は、「Gmail」によって拡散した。同社は即座にこの攻撃を遮断したが、少なくとも100万人のGmailユーザーが影響を受けたと推定されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]